2022年1月30日 / 最終更新日時 : 2022年1月30日 nito-ryu ある日の話 ある日、日本へようこそ!~短期留学の生徒たち~ インターンを終了し、帰国してから数か月経った頃だっただろうか。フランスからの短期留学生の引率補助を頼まれた。30名ほどの高校生に東京を案内して欲しいと言うのだ。といっても、全員を一人で引き受けるわけではない。生徒は3班に […]
2022年1月23日 / 最終更新日時 : 2022年1月23日 nito-ryu ある日の話 ある日、利用されただけかしら つい先日、書初めの作品をテレビで見ながら思い出していた。インターン高校で私が初めて行った講義は書道だった。習字とは言わず書道と銘打って講義に臨んだのは、文字の成り立ちとか所作などにも触れながら、書くことで自己表現してもら […]
2022年1月9日 / 最終更新日時 : 2022年1月9日 nito-ryu ある日の話 ある日、どんな風に過ごしたの? 新年が明け、高校に教員と生徒が戻って来た。ヴァカンス気分が抜け切らない彼らは、教えるほうも教わるほうも身が入っていない。そりゃそうだろう。まだ1月3日だもの。私だって、日本だったら駅伝見てますわ。2005年は1月2日が日 […]
2021年12月12日 / 最終更新日時 : 2021年12月12日 nito-ryu ある日の話 ある日、印象に残る食事とは? ちょっと贅沢な食事をするとき。お店や日時を決めたときの期待感や待ち遠しさ。自分はTPOに配慮できているだろうかとか、同伴者にお店を気に入ってもらえるだろうかといったかすかな不安。複雑な気持ちが入り混じり、そのときを迎える […]
2021年11月28日 / 最終更新日時 : 2023年7月2日 nito-ryu ある日の話 ある日、ミザリーではないけれど 殺風景なマンションが立ち並ぶパリ15区のとある道すがら。大きな荷物を抱えた黒人女性が歩いて来た。歩道は狭く、車道にはあまり手を掛けられていない装いの路駐車が連なっている。背後を気にしつつ、私は車の間をぬって車道へ歩を進め […]
2021年11月7日 / 最終更新日時 : 2023年7月2日 nito-ryu ある日の話 ある日、ヘビの巣窟へ 「すみません」さて、今回は何だろう?日本ではたびたび見知らぬ人から声を掛けられてきたが、フランスでも滞在期間の割には頻度がある。ボーっとしているのか、はたまた優柔不断なカモに見えるのか?日本の場合は間接的に勧誘へと進むケ […]
2021年10月24日 / 最終更新日時 : 2021年10月24日 nito-ryu ある日の話 ある日、キラキラネームを考える 命名の際、キラキラネームが使用されるようになったのは90年代からだという。私が教育実習で学校現場にいたのは90年代後半だったが、読めない名前の生徒はほとんどいなかった。つい10年ほど前くらいからの話だと思っていたため、実 […]
2021年10月10日 / 最終更新日時 : 2021年10月17日 nito-ryu ある日の話 ある日、訛ってるってことですか? その土地に思い入れがあったわけではない。フランスでの滞在先が南方に集中したのは、ほんの偶然だ。日本の語学学校で例文に沿ったジュ・ド・ロール(役を演じる)より、フランスで実践した方が時間もお金も有効だ。語学学校のときは予算 […]
2021年9月26日 / 最終更新日時 : 2023年7月2日 nito-ryu ある日の話 ある日、お城へのご招待~パーティーを楽しもう!~ 結婚披露パーティーまであと1時間。部屋に戻り、和装一式を取り出す。インターン期間中に着るのは3回目だ。1回目は、近所の教会で式を挙げるカップルがいるから行きましょう、とホームステイ先の家族と一緒に参列したとき。姿見がなか […]
2021年9月19日 / 最終更新日時 : 2023年7月2日 nito-ryu ある日の話 ある日、お城へのご招待~そこに住まう人たち~ アンヌ・マリーに呼ばれ、ダイニングへ向かう。テーブルには、彼女の二人の息子さんが席に着いていた。まず、長男のダミアンを紹介される。彼は28歳。間近で顔を合わせたとき、あれ、どこかで会ったような?と感じたのだが、その理由は […]