Vive モンブラン!

栗の季節がやってきた。チョコレート好きを公言しているが、マロンスイーツはチョコと同じくらい大好物である。そこかしこで秋のスイーツフェアを見かけるし、“栗・マロン・モンブラン”の文字が目に入ろうものなら、気になってうずうずする。

コロナが流行る前の一時期、モンブランを食べ歩きたい気分(ストレス発散ともいう)になり、あちらこちらに足を伸ばした。当時は隔週土曜日も仕事をしていて、週末2日間が休みのときや祝日に張り切って数軒のパティスリーを回った。岐阜や京都、福岡にも行ってみたいお店があったが、都内と近郊都市だけでも気になる店舗があるわあるわ。こりゃ、全然回れないでしょう(お金も回らないでしょう……)ということで、行けそうなところから当たっていくことにした。
その頃から、生絞りとか賞味期限30分とか、テイクアウトできないモンブランが増えていた。旅行と同じく食べ歩きも1人の私にとって、1つのお店に気になるものが複数あった場合、シェアできない。1人なのに「あれとこれ」みたいに頼むのは正直恥ずかしいけれど、しょっちゅう来られないのだから!と割り切ってオーダーしていた。前回、『海外旅行の誘惑』でも書いているが、1人の食事ほど味気ないものはない。自宅ならともかく、外食時は誰かと一緒のほうが、率直に感激したり感想を言い合ったりできる。もう幾度となく、心の中で「美味しい~!」と叫んだことか。だから、できればテイクアウトにして、家族や友人と共にいただきたい。
そんな風に思っていたら、コロナ後はテイクアウトやデリバリーが増え、店舗限定だった商品のいくつかは自宅でもいただけるようになったようだ。

食べ歩き&持ち帰りしてきたスイーツは、忘備録のため、可能な限り写真にも残す。自分で見るだけだし、早く食べたいという思いから、ピントも露出も構図もお構いなしに撮っていた。余計なものも写り込んだりしている。今になって思うのだが、もっと丁寧に撮影しておけば良かった。いずれ、載せる日があるかも知れないことを視野に入れるべきだった……。
※今回ギャラリーに写真を掲載

かつて、パティスリー・イナムラ・ショウゾウの『羽衣モンブラン』を予約するために100回電話をかけたが、予約できなかった。これだけやってもダメだったのだから仕方ない、と清々しい気分にすらなった。その数日後、コール300回で予約できた女性の話を耳にし、100回程度では甘かったのだ、と顔も気分も曇ってしまった。
その後、私は1度も電話をかけていない。100回コールから数年が経ったとき、「またチャレンジしてみようかしら」と思い立ったのだが、以前は告知されていた予約開始日が告知されなくなっていた。以来、毎年9月になると「今年は気に留めておこう!」と思うものの、いつの間にか10月を迎えていて、「あっ、また忘れちゃった!」が続いているのだ。例年の日程で予測すると、9月末に予約開始、10月第1週目が販売期間になると思われる。
今年は覚えていられるかしら?

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