フランスで申告漏れ?!

今年も確定申告の時期がやってきた。物書きと公言していてもワタクシ、給与以外の所得はありません。そのため、支払ったものに関する申告をするのみである。私はまだ書面で提出しているのだけれど、Webで必要書類が作成できるので、便利になったものだ。
初めて確定申告を行ったのは、コンペで採用された記事に関して収入を得たときだった。その金額は、確定申告をしなくて済む範囲内だった。にも関わらず、疎かった私は給与以外で収入を得たら確定申告をしなくてはならないと思っていたため、会社で年末調整をしなかった。当時の申告は書面に手書きするようになっていて、税務署で受け取れない人のために、駅の改札口などにも必要書類が置かれていたりした。書類はAとBの2タイプあり、自分がどちらに分類されるかさえ曖昧だった私は、あとから聞いたところによると、違う種類の方に記載していたらしい。で、その誤選択によって、私はえらく分かりづらくて面倒な記入を何枚にも渡ってすることになったのだ。
しなくていい確定申告をすることになったうえ、誤った書類を選択するとは……。
無知×ドジ=苦行。
こんな性格がホトホト嫌になってしまうのだけれど、無駄になる経験はないと自分に言い聞かせている。
今後、給与以外の収入を得て確定申告することになったとき、役に立つはず?!

お役所手続きが面倒なのはフランスでも同様、いや、フランスの方が時間が掛かるし、言葉の壁があってもっと厄介かも知れない。更に、フランスで所得税の源泉徴収制度が導入されたのは2019年1月と、つい最近のことである。
それまで、フランスの会社員はみな自分で手続きしていたというのだから、外国人でなくても頭を抱えていたことだろう。加えて、学生でも無収入でも確定申告を行わなくてはならないというのだから、フランス人からすれば日本の制度は緩いのかも知れない。留学生であっても、6か月以上滞在している場合は申告の義務があるようだ(それはいつからあった制度?)。
私は何度か留学しているけれど、最長でもジャスト6か月の滞在だったから、こちらは大丈夫だろう。一方、インターン期間中は給与所得こそなかったものの、日本語の個人レッスンで小銭を少々稼いだ。現金受取で、銀行口座は開設していない。いくら稼いだとか、まったく覚えちゃいないのですが、無収入の外国人でも申告義務があるとするならば。
私は、申告漏れしたってことなのか、な?
これもいつからあった制度なのでしょうか??
無知(罪)×経年=時効成立……とはならないでしょうか???(犯罪者のような考えをまず悔い改めたほうがいいだろう)

自分が申告漏れしていたのかどうか詳しく調べるのはちょっと怖いので(スミマセン)、フランスで申告が必要となったときに参考となりそうなサイトをいくつかご紹介。ちなみに、フランスの確定申告は4月頃から受付を開始して、5月下旬とか6月上旬頃に締め切るようなので(締め切りは地域によって異なる)、日本とは時期がずれる。
フランスの源泉徴収制度導入に関して
確定申告方法について(個人でフランスに滞在している方のブログで、申請画面に沿って簡潔に説明されていて分かりやすいと思います)
対応について相談したい場合(公式サイトから依頼)
※公式サイトは当然ながらフランス語ですが、悪しからず。

源泉徴収制度導入よりも更に最近、つい昨年の2023年に、フランスでは住民税が全廃したようである。減税や無税になるような変更は、全国民が有難がっているはずだ。申告漏れした(かもしれない)人間が言えることではないけれど、廃止されたら手続きもなくなるわけだから、多少は労力も軽減されることだろう。
日本でもフランスでも、手続きに手間が掛からなければ、申告時期に慌てたり間違えたり(漏れたり)しなくて済むと思うのだけれど、と自分に照らし合わせて考えたりする。

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