2025年のショコラ初め
今年もチョコレートの季節がやって来た。私にとっては毎日のことだけれど、クリスマスからヴァレンタインまでは新作やら期間限定商品が数多く出回るため、いつもより何割増しかでワクワクしてしまう。
2025年のショコラ初めは、ジャン=ポール・エヴァンの‟ショコラ アペリティフ オ フロマージュ”。年末に帰省した際、母が購入してくれていて、またお裾分けしてもらったのだ。母はエヴァンさんで他にも‟ニュイ ディ ヴェール”を買い求めていたので、年末はこちらをいただいた(お裾分けもしてもらった)。チョコレートを毎日食しているとはいえ、ショコラティエの繊細なひとかけらをパクパクといただくほど豪胆ではないので、いつ食べようかとついつい大事に温めてしまっている。鮮度のことも考えないとね!
‟ニュイ ディ ヴェール”に含まれる新作のネージュ(雪)とサパン(モミの木)のうち、私は年末にネージュをいただいた。タルトタタンをイメージしたキャラメルをビターチョコで包んでいるとのこと。キャラメルの粘質はあまり感じられず、焦がしたときのような甘さや香ばしさ、そして微かにリンゴの爽やかな酸味があった。
サパンはパッションフルーツダマンド&オレンジガナッシュをビターチョコでコーティングしているそうで、こちらは野菜室で抱卵ならぬ抱チョコ継続中である。
フロマージュはロックフォール・エポワス・ボンレヴェック・シェーブルの4種類。1月に入り2週間ほど、私はエポワスとボンレヴェックをそれぞれ週末にいただいた(ロックフォールとシェーブルはサパンと同じく抱チョコ中)。アペリティフと称するだけあって、お酒のお供がメインとなっているようなチョコレート。どちらもチーズの割合が多く、エポワスはクミンが、ボンレヴェックはタイムが効いているので、前者にはスモーキーなウイスキーが、後者にはパスティスが合いそう。
ただ、私はチョコレートを単体で愉しみたい性分なので、どちらかと言えばシンプルなビターガナッシュのボンボンショコラとかトリュフが好み。フレーバーで選ぶなら、アルコールやナッツ、コーヒー系に手が伸び、フルーツ系だとオレンジやフランボワーズくらいまでが嗜好の範疇。そのため、普段はパッションフルーツや香辛料・ハーブ系などは自分では選択しない品なのである。実は母も私と似たような嗜好で、私が自宅に戻ってから数日経った頃、
「フロマージュ、もう食べてみた?ちょっと想像と違っていたわ」
と連絡してきたので、どうやら同じことを思ったようである。
詰め合わせの個数によっては完売してしまっているものもあるようだけれど、現時点で‟ニュイ ディ ヴェール”も‟ショコラ アペリティフ オ フロマージュ”も購入可能なようなので、ありきたりなフレーバーでは物足りない方や、チーズやお酒に合うチョコレートがお好きな方は、これらの味わいを愉しめるのではないかと思う。
※写真右のショコラは、左上から時計回りに、ロックフォール、サパン、‟ニュイ ディ ヴェール”に含まれるカライブ、シェーブル。1月12日時点で温めたまま……。
ジャン=ポール・エヴァンのショコラ初めに続くのは、1月10日に発売された、ミスドのピエール・マルコリーニとのコラボ商品第一弾。こちらは別の意味でガツガツいただくのは気が引ける(内臓脂肪に蓄積されそう、とか)けれど、お店の前を通り掛かったら空いていたので、今のうちに買っておこうかな?と全種類購入してしまった。連休だから、食べたあとは運動すればいい?!
ここ何年かミスドとショコラティエのコラボ商品を見てきているけれど、お皿に盛り付けていただくような華やかな形状のものが増えてきたように思う。今回のマルコリーニコラボ商品も、パティスリーに置いていてもおかしくないデコレーションをしているものがあった。
私はSNSをまったくやっていないのだけれど、写真を撮るのが好きだから(得手不得手はさておき)、このサイトだけでなく、インスタも始めてみようかな、と思案中。
巳年は成長と進化の年と言われているから、ここはひとつ、進化できるように前向きに考えよう!